「レターセット」は文字を書くもの
- MIRIN
- 2019年12月12日
- 読了時間: 2分
こんにちは、MIRINです。
12月6日に発売を開始しました『Block(レターセット)』。
たまには制作話なんかをしたいと思います。
販売しているのはコチラ。
白地にブルーでイラストが入った絵柄。
実はこれの前にボツになった、《幻の色地ver.》が存在しています。
それは10月の末頃、、、、
イラストを描き終え、色々と配色を検討していました。
地に色がついていると封筒入れた時映えるかな、
と何日も考えた末に決めました。
実際に印刷所から仕上がってくると、
ちょっと黄色に転げましたがキレイにできています。
早速に書き心地を試したところ、、、
「ブラックインクの裏抜けが気になる。」
試し書きに使ったのは『kakuno(万年筆)』。
私にとっての鬼門。
良いペンなのですが、《濃い》のです。
同じインクを入れた同メーカー品とははっきり違います。
インクがたっぷり出るタイプで、抵抗なくスラスラ書けます。
そしてとてもはっきり濃く書くことができます。
実際には「裏抜けしている!」という感じではないのです。
裏にインクが滲み出ているわけではなく、
うっすらと「あぁ、なんか裏に書いてあるな」程度。
ただ、ブロックのところに「文字」を感じるのが気になる。
気になっちゃうと、気になっちゃう。
「だったら、ブロック柄は無理じゃないか?」
というと違うんです。

左:白地に色柄だと、多少なんかあっても柄と捉えられます。
右:白柄だと、柄の中にさらに柄があるように見えません?
ゴチャゴチャするような感じがあって、気になります。
使うのが色ペンだったら?
試しよりもっと濃く、さらに滲みやすいインクだったら?
悩むこと約5日、再配色の末に今に落ち着いたのでした。

いつも意識するのは「レターセットは文字が入ること前提」。
ラフな絵柄ながら、今までで一番深く考えさせられました。
《幻の色地ver.》も気に入っているので、違う用途を考えてみます。
珍しく、クリエイターっぽいことを書いてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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