年賀状、何で書く?
- MIRIN
- 2022年12月6日
- 読了時間: 4分

年賀状の宛名何で書くか問題って、毎年ありますよね。
先日MIRINでも年賀状を開始しましたが、年賀状でよく見かける筆記具で練習がてら書いてみました。
そもそも上質紙って?
「化学パルプ含有率が100%」で、「表面にコーティング加工を施していない」紙の総称です。
折込チラシとかで表面がつやっとしたものがありますよね。あれは発色をが良くなるコーティング剤が塗ってあるコート紙。ツルツルしるぎててペンのインクがきれいに伸びず書きづらく感じたことはありませんか?
それに対して上質紙はさらさらとして筆記具での書き込みがしやすいです。ノートやメモ帳などにも使われています。
試した筆記具
メモにも使われる紙、なので普通のボールペンでは問題なく書けます。今回サンプルとしてご用意したのは年賀状でよく見かけ且つ文具店簡単に手に入るペンです。
① 筆ペン3種
② 油性ペン(マッキー)・蛍光ペン
③ 万年筆インク 3種
画像はクリック/タップで拡大して見ることができます。
希望の番号に移動する機能がないので、希望の番号だけ見たいという方はお手数おかけしますが、下まで自力でスクロールしてくださいませ。
最後にまとめも書いてます。
① 筆ペン
上:ZEBRA 筆サイン △
下:Pentel 筆文字サインペン ◎
別:Pentel 筆タッチサインペン △
どれも裏にインクが滲むことはありませんでした。
観察結果:
上下どちらも宛名書に適した水性顔料で硬筆タイプ。
上はちょっと滲みが出て文字が太り、一部潰れて見えます。
ZEBRAは色がしっかり濃い+インクの出がいいので、筆を置いたそばからインクが染みていく感じがしました。
黒の濃さはやや劣りますが、より硬くサインペン感覚のPentelの方が滲みなく読みやすいです。
水性顔料と違うインクも比較として欲しいな。と探しましたら、Pentel 筆タッチサインペン(スカイブルー)があったので、書いてみました。こちらは水性染料で、水濡れに弱いのですがどうか?
...滲んでしまいました。書いてる時はよかったのですが時間とともにもんやり広がってきました。小さい文字を潰れずに書くのは難しそうです。
という訳でこれから買うならオススメは「Pentel 筆文字サインペン」。
水性顔料で筆先硬めがよさそうです。
② 油性ペン・蛍光ペン
上:ZEBRA マッキー極細(極細の方) ◎
下:ZEBRA オプテックスケア ◎
観察結果:
みんな大好き、マッキーです。油性染料(アルコール系)ツインの極細で書いています。しっかり濃くてとってもいい感じ。
ゆっくり書きましたが滲み、裏面への滲みともになしです。カラバリも豊富なのでイラスト添えたり、みんなで一言ずつ書くのに色分けしたりもいいですね。
カラーペン繋がりで蛍光ペンも試してみました。輪郭もしっかり出てますし、裏に線が透けることもなくていい感じです。
② 万年筆インク
上:PILOT 万年筆インキ(一般書記用) ◎
中:PILOT 色彩雫(紺碧) ○
下:HERBIN トラディショナルインク(モクセイソウグリーン)△
サンプルはつけペン(SAILOR hocoro細字)で書いていて、インクの種類は水性染料になります。
全体としてインクを吸ってやや太くなる印象があるので、文字サイズにもよりますが小さめに書かれる方は細字での筆記がベターです。
観察結果:
黒文字:若干太くなりましたが細さを維持していて◎この一般書記インクでは「滲んだ!太くなって失敗した!」という経験がほぼないので好きなインクです。ちなみにカラバリは4色で30ml¥440とお安め。
青文字:同メーカー別シリーズのインクです。若干輪郭が滲みがたつきますが、わずかに縁が濃くなるので紙色とのコントラストでぱきっと見えます。青だから?
緑文字:HERBIN(エルバン )のものです。使用感としては他2種よりちょっとさらさら度合いが高い気がします。そのためインクがするする出る分、ちょっと輪郭がボケた感じに太くなるのが気になるかな...。濃い色であればもう少し気にならないかもしれません。
まとめ
・ボールペンに続くオススメは「マッキー油性ペン」
・筆ペンはが筆先硬めで顔料のものがよかった
・少しインクを吸うので、太くなるのが気になる方は細めのペン先がベター
・滲みが出たインクも裏には透けなかった

筆記を試した後の絵柄面
私は文字小さく書きたい派なのでインクを吸って太くなるかに重きを置いてチェックしました。だいた一文字3~4mmぐらいで書いています。
今回試した筆記具はどれも裏には透けなかったので、宛名を書いたら絵柄面が黒っぽくなっちゃった!一言添えたら宛名が読みづらくなっちゃった!ということはなさそうです。
これを言っちゃあおしまいなのですが、書き方のクセなんかでも結果は変わってきます。もっとゆっくり書く人や、ヌルヌル系万年筆の方はもっと滲むとお考えください。
どうぞご参考までに。
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